2024 年 12 月 16 日
奈良公園・春日野鹿地での日韓交流事業について、強い思いをもって反対します。
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今回、話題になっている奈良公園、春日野鹿地の日韓交流事業について、たくさんのお問合せをいただいておりますので、こちらで私の考え方を書かせていただきます。
私は強い思いを持って反対します。
理由は以下長文ですがお読みください。
大立山まつり、天平祭を廃止してK-POPのイベントを開催することは、2月定例会で一般質問しています。
山下知事は「平城宮跡でやるイベントはなるべく公費を使わずに入場収入で経費をまかなえないと持続可能性がない」と答弁しており、今回の【1回のみのフリーライブ】には甚だ疑問が強く、反対です。
この一般質問後、少なくとも私のもとには何の報告もなく、突如12月補正予算に上がってきており、【忠清南道と奈良県の知事間で合意を得られている】ということで驚いています。
知事が変わり、奈良県として新たにどういうコンテンツを発信するかを検討するため、事業の見直しをすることは賛成です。また海外の国や地域との交流事業が大切なのも理解しています。
しかし、上記の答弁と今回の政策には一貫性がないことに加え、廃止が決定された大立山まつりは5200万円、天平祭は1億3500万円と、いずれも予算は少ないにも関わらず来場者数は約12万人、約1万6000人と多いため、費用対効果についても疑問が生じます。
天平祭や大立山まつりは、【奈良の歴史・文化・魅力】を発信するものでした。
今回は平城宮跡ではなく奈良公園・春日野鹿地での開催を予定しており、こちらに関しても芝生の修繕や鹿への大音量の影響なども考えられます。
また、他国との交流、友好提携は他にもあります。
スイスのベルン州とは来年が10周年、ベトナムのフートー州とは今年10周年、中国のセンシショウとは、再来年が10周年です。
これらの都市とも同様のことをするのか。
そして、忠清南道とは、来年が15周年ではなく、再来年が15周年なので今、補正予算をつけてわざわざ来年度に事業をやらなくてもいいのではないか。本来の周年を前倒しにしてまでなぜこの事業をするのかも理解できません。
以上の点から会派内でも様々な意見があり、賛成と反対と分かれておりましたが、私は強い想いをもって反対します。
海外との交流は重要と考えますが、税金で2億7000万を使って春日野鹿地でK-POPコンサートを行うことを認めるわけにはいきません。
2月議会での実際の知事とのやりとりは26分からです。
この他、防災拠点についても是々非々で議論しています。
https://pref-nara.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=4056